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週刊宮本武蔵アーカイブ(30) - cover
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週刊宮本武蔵アーカイブ(30)

吉川英治

Narrator 浅科准平

Publisher: Otobank

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Summary

国民文学作家・吉川英治の代表作『宮本武蔵』の週刊配信を開始!新聞小説として連載され、かつてないほどの人気を得た吉川英治の「宮本武蔵」を、情緒ある朗読に演出を加えたオーディオブックとしてお届けします。本コンテンツは、定期配信番組「週刊宮本武蔵」のアーカイブパッケージ版です。第127回 虫しぐれ小次郎が滞在している邸を尋ねて来た岩間角兵衛は、召使に、酒の支度をしたうえで小次郎を呼んでくるようにと伝えた。角兵衛が改まって小次郎を呼び出すのには訳があった。それはかねてより、殿に小次郎の身を推挙しておいたところ、近日連れて来いという話に進展したためであった。小次郎も喜んでくれるに違いない、そう期待しながら事を話した角兵衛であったが……。第128回 鷲仕官の斡旋を頼んでおきながら、主君とする者の言葉が気に食わないなどという理由で話を蹴った小次郎に、岩間角兵衛はすっかり弱っていた。一度はもう関(かま)うまいと思った角兵衛であったが、数日経つと、あれが彼の偉いところかもしれないと考え直す。それから四日ほど後、改めて小次郎のもとを訪れ、藩邸へ来てくれないかと頼み出ると、今度は意外にもあっさりと承諾されるのであった。第129回 青い柿空腹を思い出し、「どんじき」と看板に書かれているめし屋に入った小次郎。肴と飯を取って湯漬にして食べていると、西瓜売りの男が店に入って来た。同時に、前に腰かけていた二人の侍が立ち上がる。一人が西瓜売りの首を抓み上げると、もう一人が刀を鼻先へ突きつけ、何やら脅迫を始めるのであった。第130回 露しとど武蔵野の原に出て、伊織と共に住み心地の良さそうな土地を探し歩いていた武蔵。町の中も嫌いではなかったが、自分の事を悪く言う高札が辻々に立てられるので、さすがの武蔵も居心地の悪さを感じていた。やがて松の丘までやってくると、「ここに住もう」と伊織に伝え、今度は法典ケ原の時のように百姓をするのではなく、毎日坐禅を組み、伊織に太刀の稽古をつける約束をする。
Duration: about 2 hours (02:00:28)
Publishing date: 2017-09-01; Unabridged; Copyright Year: 2017. Copyright Statment: —