週刊 宮本武蔵 第54回 針
吉川英治
Narratore 浅科准平
Casa editrice: Otobank
Sinossi
二条河原の水際で武蔵をつきとめた本位田のお杉隠居。今こそ、と気を逸らせるが、下手に声をかけては逃がす恐れがあると考え、隙をうかがいながら武蔵の後をつける事にした。だが、武蔵はそれを知っていた。あえて振り向かず、どうすればお杉隠居の誤解を解けるだろうかと思案していたのである。やがて又八と再会の約束をしている五条大橋の近くまでたどり着くと、突如叫び声をあげたお杉がこちらに駆け寄ってきた。
Durata: 38 minuti (00:37:45) Data di pubblicazione: 11/03/2016; Unabridged; Copyright Year: 2016. Copyright Statment: —